反発スタート、米ハイテク株高追い風

【寄り付き概況】
 

9日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比149円91銭高の3万2316円39銭。
 
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が高安まちまちだったほか、米国株市場でも方向感の見えにくい展開となった。
 
NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに狭いレンジでもみ合ったが、結局NYダウは反落したもののナスダック総合株価指数は小幅ながら9日続伸となり、東京株式市場でもこれに追随して目先リバウンド狙いの買いが優勢となっている。
 
米長期金利の低下はハイテクセクターに追い風となるが、3万2000円台半ばでは売り圧力も意識され、買い一巡後の動きが注目される。
 
外国為替市場で1ドル=150円台後半と前日夕に比べて円安・ドル高が進んでいることも、輸出関連への買いを誘っている。
 
銀行などバリュー(割安)株の一角の下落が相場の重荷となっている。市場では「3万2000円を上回って推移するほどの好材料に乏しい」との見方があった。
 
東証株価指数(TOPIX)は一進一退。
 
個別では、日経平均への寄与度が高いファストリや東エレクが買われている。任天堂も高い。一方、前日に決算発表したリクルートは売られている。米長期金利低下で三菱UFJや三井住友FGが下げている。
 
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