反発スタート、米ハイテク株高が支え

【寄り付き概況】

14日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比219円02銭高の3万2925円54銭。

前日の欧州株市場はほぼ全面安だったが、米国株市場ではNYダウは続落したものの、ハイテク株への根強い買いを背景にナスダック総合株価指数は小高く引けた。

注目された8月の米消費者物価指数(CPI)はコア指数が事前予想と合致するなど想定内の内容で、全体相場への影響は限られた。これを受けて東京株式市場でも買い安心感が浮上、日経平均は3万2000円台後半で頑強な値動きとなっている。
外国為替市場で1ドル=147円台前半と円安水準で推移していることもポジティブに作用している。

また、岸田文雄首相は13日に内閣改造に踏み切るとともに、10月をめどに経済対策をとりまとめると表明した。政策期待も株式相場の追い風になっている。

東証株価指数(TOPIX)は反発。6日の年初来高値(2392.53)を上回る場面がある。

個別では、日経平均への寄与度が高いファストリ、東エレクが高い。三菱UFJも買われている。一方、傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスの公開価格が1株あたり51ドルに決まったと発表したソフトバンクグループ(SBG)は下げている。7月の機械受注統計の結果を受け、ファナックや安川電など機械関連の下げも目立っている。
 

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