続落スタート、米国株安で心理悪化

【寄り付き概況】

20日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比18円76銭高の3万3261円35銭だったが、すぐ下げに転じた。

前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに軟調な値動きとなった。FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を前にこの内容を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた。

また、原油市況の高騰を背景としたインフレ圧力に対する警戒感も根強い。これを受けて東京市場も足もとで様子見ムードの強い地合いとなっている。
ただ上値の重さが意識される一方、下値も限定的で9月末に向けて配当権利取りの動きなどが下値を支えそうだ。

前日に続いて海運や鉄鋼などバリュー株には高いものが目立ち、中間配当狙いの買いも入っている。

ファストリなど日経平均への寄与度が高い値がさ株が大きく下落した。自律反発狙いの買いが値がさ株の一角に入っており、指数を下支えしている。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。

個別では、ソフトバンクグループやテルモ、信越化が安い。一方、東京海上やTDK、セブン&アイは高い。

 

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