値下がり優勢、手掛かり材料難で閑散

 
東証グロース市場は手掛かり材料難で閑散とした相場となった。方向感に乏しく、値動きの良い銘柄に対する個別物色が中心だった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落。
グロース市場の売買代金は2日ぶりに1000億円を割り込んだ。市場関係者は「様子見気分が強く、積極的な買いは手控えられた」と指摘していた。
 
東証マザーズ指数の終値は前日比5.48ポイント(0.75%)安い725.29だった。同日の日経平均株価が米金利上昇や期末の需給要因などで大幅に下落し、新興市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。
ただ、日経平均と比べてマザーズ指数の下落率は限られた。既に年初来安値圏での推移が続いているため値ごろ感に着目した買いも入り、マザーズ指数は上げる場面があった。
 
東証グロース市場ではビジョナルやJTOWERが下げた。一方、弁護士COMやウェルスナビは上げた。
値上がり銘柄数221、値下がり銘柄数296と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、デジタルプラス、ロジザードがストップ高。メディカルネットは一時ストップ高と値を飛ばした。アプリックス、アララ、ROBOT PAYMENT、Photosynth、フレクトなど10銘柄は年初来高値を更新。ペルセウスプロテオミクス、関通、ストレージ王、Arent、HANATOUR JAPANが買われた。
 
 一方、VALUENEX、AVILEN、アドベンチャー、ハイアス・アンド・カンパニー、ジェイックなど8銘柄が年初来安値を更新。JTOWER、CRGホールディングス、グラッドキューブ、アルファクス・フード・システム、日本情報クリエイトが売られた。
 

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