【寄り付き概況】
2日午前の日経平均株価は、前営業日比244円35銭高の3万2101円97銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、15.
12ポイント高の2338.51で始まった。
前週末は欧州株市場が全面高商状に買われたものの、米国株市場ではNYダウが朝高後に軟化し反落となった。米長期金利が高止まりするなか、FRBによる金融引き締め長期化への警戒感が拭えない。
ただ、米国ではつなぎ予算が土壇場で成立したことを受け政府機関の一部閉鎖がとりあえず回避されたことは、空売り筋の買い戻しを誘発する材料となりそうだ。東京市場でも主力株中心にリバウンド狙いの買いが入りやすい。取引時間中は米株価指数先物の値動きを横目に強弱観を対立させる展開が予想される。
日銀が朝方に発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業・製造業がプラス9と、前回2023年6月調査のプラス5から改善した。改善は2四半期連続で、QUICKがまとめた市場予想の中心値であるプラス6を上回ったのも買いを誘い、日経平均は寄り付きから上げ幅を拡大している。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、アドテストなど半導体関連の一角や、ファナック、ホンダが高い。ファストリも上昇している。一方、ニトリHD、東京海上、セブン&アイが安い。
