東証グロース市場は米連邦準備理事会（FRB）の金融引き締めの長期化観測で日経平均株価が下落した流れを受け、新興株市場にも売りが波及した。米長期金利が上昇し、グロース（成長）株の割高感が意識されたのも重荷だった。グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅安。
東証マザーズ指数の前引けは前日比18.44ポイント（2.57%）安い698.59だった。一時は698.28と取引時間中として約1年ぶりの安値水準となった。
東証グロース市場では、アイスペースやJTOWERが下落した。一方、マイクロ波や弁護士COMは上昇した。
値上がり銘柄数55、値下がり銘柄数470と、値下がりが優勢だった。
個別ではペルセウスプロテオミクスが一時ストップ高と値を飛ばした。セキュアヴェイルなど2銘柄は年初来高値を更新。マイクロ波化学、フューチャーリンクネットワーク、セルシード、グラッドキューブ、Recovery Internationalが買われた。
一方、デジタルプラスが一時ストップ安と急落した。トランスジェニック、アスカネット、データホライゾン、Aiming、sMedioなど52銘柄は年初来安値を更新。AB＆Company、ispace、ツクルバ、エコモット、オンコリスバイオファーマが売られた。
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