値下がり優勢、米国の金融引き締めが長期化

 
東証グロース市場は、米国の金融引き締めが長期化するとの見方から3日の米株式相場が大幅に下落し、国内のグロース市場に上場する銘柄にも売りが及んだ。日米の長期金利が上昇するなか、相対的な割高さも意識されやすかった。東証マザーズ指数とグロースCoreは大幅安。東証マザーズ指数の前引けは前日比12.52ポイント(1.79%)安い685.45と、連日で年初来安値を下回った。
市場では「グロース市場に上場する銘柄に信用買いを入れていた一部の個人投資家が損失覚悟で売りを出している可能性がある」との声が聞かれた。
 
東証グロース市場ではカバーやジーエヌアイが下落した。一方、セキュアヴェやビジョナルは上昇した。
値上がり銘柄数62、値下がり銘柄数466と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に新規上場したくすりの窓口は公開価格(1700円)を120円(7.05%)下回る1580円で初値を付け、前場終値は初値比113円(7.15%)高の1693円だった。
 
きょうグロース市場に上場したキャスターは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値は公開価格(760円)を532円(70.00%)上回る1292円に切り上げた。
 
個別では、BBDイニシアティブがストップ高。セキュアヴェイルは年初来高値を更新。スリー・ディー・マトリックス、unerry、セルシード、インテグラル、Globeeが買われた。
 
一方、アミタホールディングス、トランスジェニック、メディネット、総医研ホールディングス、アスカネットなど94銘柄が年初来安値を更新。JDSC、メドレックス、ベースフード、Laboro.AI、Birdmanが売られた。
 
 

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