東証グロース市場は、米金融引き締めの長期化観測の後退で前日の米国株が上げ、10日の日経平均株価が大幅上昇した。これを受け、新興株市場でも運用リスクを取る動きが優勢だった。米長期金利の低下もグロース(成長)株が多い新興株の支えとなった。
東証マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位銘柄などで構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後にプラス圏で推移しているが、日経平均株価と比較すると上げ幅は限定的となっている。前引け時点での東証グロース市場Core指数は1.94%高、東証マザーズ指数は1.00%高となった。
東証マザーズ指数の前引けは3連休前の前営業日に比べ7.01ポイント(1.00%)高い708.28だった。
東証グロース市場では、カバーやジーエヌアイが上昇した。一方、RJやエコナビスタは下落した。
値上がり銘柄数376、値下がり銘柄数138と、値上がりが優勢だった。
個別では、キャスター、INFORICHが年初来高値を更新。日本ナレッジ、BuySell Technologies、ベースフード、みらいワークス、フーディソンが買われた。
一方、インターファクトリー、Amaziaが年初来安値を更新。リニューアブル・ジャパン、フレクト、アジャイルメディア・ネットワーク、シリコンスタジオ、ジェイフロンティアが売られた。
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