東証グロース市場は前週末の米株式市場でナスダック総合株価指数が下落し、投資家心理が悪化。日経平均株価が下げ幅を広げる中で、新興市場でも幅広い銘柄に売りが出た。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、上げ幅を縮小してマイナス圏に転落する展開となっている。
東証マザーズ指数の前引けは前営業日比4.97ポイント(0.65%)安い754.54だった。市場では「国内はお盆休みで個人投資家の買いも入りにくい」との声も聞かれた。
東証グロース市場では主力銘柄のビジョナルやM&A総研が売られた。一方、サンウェルズやアイスペースは買われた。
値上がり銘柄数201、値下がり銘柄数317と、値下がりが優勢だった。
個別では、HENNGE、アジャイルメディア・ネットワーク、東京通信グループがストップ高。エコモット、プレミアアンチエイジング、ポーターズ、クオルテックは一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、ベガコーポレーション、ブロードエンタープライズ、ペイロール、サイジニアなど15銘柄は年初来高値を更新。いつも、ブランジスタ、ホットリンク、ペットゴー、セカンドサイトアナリティカが買われた。
一方、アルファクス・フード・システム、Rebase、クラダシがストップ安。リネットジャパングループ、フーバーブレイン、エスユーエスは一時ストップ安と急落した。博展、GMOリサーチ、グローバルウェイ、ウォンテッドリー、ココナラなど42銘柄は年初来安値を更新。フリークアウト・ホールディングス、monoAI technology、ライトアップ、ビジネスコーチ、アルーが売られた。
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