「戦いの要諦は『弱いところを突く』」

「戦いの要諦は『弱いところを突く』」

「恐怖と欲望指数は65→57」

火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%超の反落。
「市場予想を上回る小売売上高を受け金利がより長期にわたり高水準で推移するとの懸念が強まった」。
というのが下落の解釈。
「これを受けて銀行株が売られた」という声もある。
もっともこりらの背景は「フィッチによる一部米銀格下げの可能性に関する報道」。
JPモルガン・チェースは2.5%、バンク・オブ・アメリカが3.2%、ウェルズ・ファーゴが2.3%下落。
S&P銀行株指数は2.75%下落。
1カ月ぶりの安値水準。
KBW地方銀行株指数は3.4%安。
S&P500は3月以降初めて50日移動平均線を下回った。
7月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.7%増加。
背景はオンライン購入や外食の増加。
市場予想の0.4%を上回った。
6月分は0.3%増と0.2%増から上方修正。
7月の米輸入物価指数は前月比0.4%上昇。
市場予想は、関税を除く輸入物価で0.2%上昇だった。
7月の前年同月比は4.4%下落。
6月は6.1%下落だった。
前年同月比の下落は6カ月連続。
7月の輸出物価は0.7%上昇。
6月は0.7%下落だった。
6月の企業在庫は前月から変わらず。
2カ月連続で横ばいとなった。
市場予想は0.1%増だった。
8月の全米住宅建設業者協会(NAHB)住宅建設業者指数は50。
7月の56から低下した。
低下は今年初。
市場予想は56だった。
12月のFOMC時点の政策金利の水準が現行水準よりも高くなる確率は約35%。
この確率は1カ月前は約25%だった。   
10年国債利回りは4.218%。
一時4.274%と、昨年10月24日以来の水準に上昇した。
2年国債利回りは4.958%。
英国立統計局(ONS)が発表した4─6月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.8%上昇。
上昇率は2001年の集計開始以来の最高水準。
ドル円は145円台半ば。
一時145.865円と、6カ月ぶりの高値水準まで上昇した。
WTI原油10月限は1.52ドル(1.8%)安の80.99ドル。
SKEW指数は136.58→135.16→136.90→136.69。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は65→57(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

火曜のNYダウは361ドル(1.02%)安の34946ドルと3日ぶりに反落。
高値35219ドル、安値34908ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは106.65%(前日118.77%)。
NASDAQは157ポイント(1.14%)安の13631ポイントと反落。
高値13774ポイント、安値13611ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは90.65%(前日96.12)。
S&P500は51ポイント(1.16%)安の4437ポイントと反落。
高値4478ポイント、安値4432ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは98.32%(前日110.81%)。
ダウ輸送株指数は361ポイント(1.02%)安の15964ポイントと反落。
SOX指数は61ポイント(1.70%)安の3553ポイントと反落。
VIX指数は16.46(前日14.82)。
NYSE売買高は8.68億株(前日8.49億株)。
3市場の合算売買高は101億株(過去20日平均は109億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比310円安の31940円。
ドル建ては大証日中比300円安の31950円。
ドル円は145.57円。
10年国債利回りは4.201%。
2年国債利回りは4.973%。

「上向きの75日線は31830円」

火曜の日経平均は寄り付き13円高。
終値は178円高の32238円と反発。
高値は32372円、安値は32217円。
SQ値32013円は上回って3勝。
日足は2日ぶりに陽線。
2日は33203円ー33159円にマド。
3日は32628円ー32467円にマドで2空。
TOPIXは9.42ポイント(△0.41%)高の2290ポイントと反発。
プライム市場指数は4.85ポイント(△4.85%)高の1178.62と続伸。
東証スタンダード指数は続落。
東証マザーズ指数は7.12ポイント(▲0.95%)安の741.49と3日続落。
プライム市場の売買代金は3兆675億円(前日3兆6669億円)。
値上がり1061銘柄(前日621銘柄)。
値下がり715銘柄(前日1167銘柄)。
新高値104銘柄(前日223銘柄)。
5日連続で3ケタ。
新安値56銘柄(前日45銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは112.23(前日106.28)。
NTレシオは14.08倍(前日14.06倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は5勝7敗で41.66%。
下向いた25日線(32494円)からは▲0.79%(前日▲1.35%)。
8日連続で下回った。
上向きの75日線は31830円。
97日連続で上回った。
上向きの200日線(29125円)からは△10.69%(前日△10.18%)。
96日連続で上回った。
下向きになった5日線は32270円。
2日連続で下回った。
7日に5日線は25日を下抜いてDC。
13週線は32394円。
26週線は30392円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.674%(前日▲16.298%)。
買い方▲7.043%(前日▲7.094)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.960%(前日▲6.968%)。
買い方▲25.132%(前日▲24.203%)。
空売り比率は41.6%(前日42.9%、2日連続で40%超)。
6月14日まで3日連続で40%割れだった。
空売り規制なしの銘柄の比率7.1%(前日7.8%)。
8月10日時点の信用売り残は324億円増の8640億円。
2週ぶりに増加。
同信用買い残は1214億円減の3兆6742億円。
2週ぶりに減少。
信用倍率は4.25倍(前週4.56倍)。
6週連続で4倍台。
日経VIは18.85(前日19.70)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.08倍(前日15.01倍)。
前期基準では15.53倍。
EPSは2135円(前日2137円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.29倍(前日1.29倍)。
BPSは24852円(前日24991円)。
10年国債利回りは0.625%(前日0.615%)。
日経平均の予想益回りは6.63%。
予想配当り利回りは2.01%。
プライム市場の予想PERは15.41倍。
前期基準では16.08倍。
PBRは1.27倍。
プライム市場の予想益回りは6.48%。
配当利回り加重平均は2.26%。
プライム市場の単純平均は11円高の2652円(前日2641円)。
プライム市場の売買単価は2389円(前日2504円)。
プライム市場の時価総額は820兆円(前日816兆円)。
ドル建て日経平均は221.54(前日221.44)と反発。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比310円安の31940円。
高値32385円、安値31880円。
大証先物夜間取引終値は大証日中比360円安の31890円。
気学では「押し目買い。高値は利入れ」。
木曜は「変化日。ポイントに注意」。
金曜は「後場大動きする日。歯止め足につくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが32846円。
プラス2σが33199円。
マイナス1σが32141円。
マイナス2σが31788円。
週足のボリンジャーのプラス1σが33055円。
プラス2σが33715円。
マイナス1σが31734円。
マイナス2σが30412円。

《今日のポイント8月16日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%超の反落。
   10年国債利回りは4.218%。
   2年国債利回りは4.958%。
   ドル円は145円台半ば。
   SKEW指数は135.16→136.90→136.69。
   (5月31日が158.30)。
   恐怖と欲望指数は65→57(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は361ポイント(1.02%)安の15964ポイントと反落。
   SOX指数は61ポイント(1.70%)安の3553ポイントと反落。
   VIX指数は16.46(前日14.82)。
   NYSE売買高は8.68億株(前日8.49億株)。
   3市場の合算売買高は101億株(過去20日平均は109億株)。
   火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比310円安の31940円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆675億円(前日3兆6669億円)。
   値上がり1061銘柄(前日621銘柄)。
   値下がり715銘柄(前日1167銘柄)。
   新高値104銘柄(前日223銘柄)。
   5日連続で3ケタ。
   新安値56銘柄(前日45銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは112.23(前日106.28)。
   NTレシオは14.08倍(前日14.06倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)下向いた25日線(32494円)からは▲0.79%(前日▲1.35%)。
   8日連続で下回った。
   上向きの75日線は31830円。
   97日連続で上回った。
   上向きの200日線(29125円)からは△10.69%(前日△10.18%)。
   96日連続で上回った。
   下向きになった5日線は32270円。
   2日連続で下回った。
   7日に5日線は25日を下抜いてDC。
   13週線は32394円。
   26週線は30392円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.674%(前日▲16.298%)。
   買い方▲7.043%(前日▲7.094)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.960%(前日▲6.968%)。
   買い方▲25.132%(前日▲24.203%)。

(6)空売り比率は41.6%(前日42.9%、2日連続で40%超)。
   6月14日まで3日連続で40%割れだった。
   空売り規制なしの銘柄の比率7.1%(前日7.8%)。
   8月10日時点の信用売り残は324億円増の8640億円。
   2週ぶりに増加。
   同信用買い残は1214億円減の3兆6742億円。
   2週ぶりに減少。
   信用倍率は4.25倍(前週4.56倍)。
   6週連続で4倍台。
   日経VIは18.85(前日19.70)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.08倍(前日15.01倍)。
   EPSは2135円(前日2137円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.29倍(前日1.29倍)。
   BPSは24852円(前日24991円)。
   10年国債利回りは0.625%(前日0.615%)。

(8)プライム市場の単純平均は11円高の2652円(前日2641円)。
   プライム市場の時価総額は820兆円(前日816兆円)。
   ドル建て日経平均は221.54(前日221.44)と反発。

(9)ボリンジャーのプラス1σが32846円。
   プラス2σが33199円。
   マイナス1σが32141円。
   マイナス2σが31788円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが33055円。
   プラス2σが33715円。
   マイナス1σが31734円。
   マイナス2σが30412円。

今年の曜日別勝敗(8月15日まで)

月曜20勝10敗
火曜23勝8敗
水曜15勝16敗
木曜16勝14敗
金曜19勝11敗

格付け会社フィッチ・レーティングスがまた登場した。
場所はCNBC。
「米銀行業界の経営環境に関する格付けが現在の「AAマイナス」から「Aプラス」に引き下げられれば、
JPモルガン・チェースを含む70超の米銀行の格付けの見直しを余儀なくされる」。
フィッチは6月、米銀行業界の経営環境に関する格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げた。
米信用格付けに対する圧力や将来の利上げの道筋に関する不確実性を指摘した。
そして格付け会社ムーディーズも今月、米国の銀行10行の信用格付けを1段階引き下げ、
一部の主要行を引き下げ方向で見直しの対象とした。
この縄張り争いの連鎖の一環という印象だ。
米連邦預金保険公社(FDIC)のグルエンバーグ総裁のコメントもある。
「近く提案する新たな規制案により、大手地銀の「生前遺言(破綻処理計画)」が抜本的に手直しされることになる」。
戦いの要諦は「弱いところを突く」。
つまり銀行が弱点だからそこに兵力を投入しているということ。
大型ハイテクでは戦闘で負けるということも裏返しでもあろうか。

昨日のある市場関係者の話。
「市場関係者は反省が足りません。
年前半の景気や株価の好調を誰も予想できなかった。
この反省からスタートしなければ、年後半の見通しも見間違えるだろう。
そもそも今起こっているのは循環ではなく転換あるいは新機軸。
コロナで落ち込んでいた中国の回復が世界経済を再度けん引するというシナリオは誤謬だった。
中国はますます落ち込む一方でこれまで独占していた生産基地の役割を、他の諸国に開放せざるを得ない。
つまり中国の衰退が世界の繁栄につながるという新しい価値観の登場。
ここに気が付かなければ、今起きていることの説明がつかないだろう」。
とても興味深かった。
そしてこれも昨日聞いたあるトップの言。
「半導体製造装置の今後はいかがですか。
年後半から来年初にかけては持ち返すと言われてますが」。
「個人的には10月くらいから切り返すと思う。
半導体は作り過ぎの影響で在庫が増えて苦戦しているが、とはいえ需要が減るわけではない。
問題ないだろう」。
これも10月という時間軸が興味深かった。

◇━━━ カタリスト━━━◇

アルコニックス(3036)・・・動兆

商社機能と製造業を融合した非鉄金属の総合企業。
M&Aに積極的。
金属加工に関わる製造会社をターゲットにM&A継続。
自動車生産回復で装置材料や精密金属プレス部品回復。
子会社化したソーデナガノじ国内大手電池メーカーと関係強化。

(兜町カタリスト櫻井)

 

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