【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比226円96銭高の3万1792円60銭。
前日の欧州株市場は主要国の株価指数が高安まちまちの動きだったが、米国株市場ではハイテク系グロース株を中心に買い戻し優勢の地合いとなり、ナスダック総合株価指数が5日ぶりに反発したほか、半導体関連株への投資資金流入が顕著でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇が目立った。
これを受けて、東京株式市場でも半導体関連などをはじめ主力ハイテク株を中心にリスク選好の流れとなっている。米長期金利が一段と上昇し、日米金利差拡大を背景に外国為替市場でドル高・円安が進んでいることも輸出セクター中心に追い風材料となっている。
アドテストや東エレクなど半導体関連株が総じて堅調に推移している。
日経平均への寄与度が高いソフトバンクグループ(SBG)が22日、傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスが21日に米ナスダック市場に新規株式公開(IPO)を申請したと発表し、好感する買いが入っていることも追い風となっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まった。
個別では、信越化やスクリンが高い。トヨタやスズキ、デンソーの上げも目立つ。三井物や三菱商が買われている。
一方、第一三共やエーザイが安い。川崎汽や商船三井が売られている。
