東証グロース市場は様子見気分が広がり買いが手控えられる中、小口売りに押される銘柄が多かった。日本時間1日夜に米雇用統計など主要な経済指標の発表を控え、持ち高整理の売りが出た。東証マザーズ指数は続落、グロースCoreは反発。
東証マザーズ指数の終値は前日比1.56ポイント(0.21%)安い758.61だった。
市場関係者は「鉄鋼や銀行など業績見通しが良く、高配当で低PBRの銘柄に個人の関心が向かい、グロース市場銘柄への関心は低下している」とみていた。
「きょうは個人などの資金がプライム市場の大型株に集まり、グロース市場は投資家の物色意欲が高まらなかった」と指摘していた。
東証グロース市場ではジーエヌアイやインバPFが下落した。一方、サンバイオやIneは上昇した。値上がり銘柄数220、値下がり銘柄数283と、値下がりが優勢だった。
個別では、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。ストレージ王は一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、ユナイテッド、アプリックス、アララ、ヤプリなど12銘柄は年初来高値を更新。TORICO、サンバイオ、JDSC、ソーシャルワイヤー、ネクストジェンが買われた。
一方、ステムリム、アドベンチャー、リファインバースグループ、ブリーチが年初来安値を更新。True Data、アクアライン、イメージ情報開発、ミクリード、AeroEdgeが売られた。
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