きょうの日経平均株価は大幅に6営業日続伸し、3万2939円（前週末比228円高）で引けた。前週末に発表された米8月雇用統計を受け、米金融引き締めの長期化懸念が和らぎ、同日の米国株式が総じて堅調。円安・ドル高や、香港ハンセン指数などのアジア株高も追い風となり、心理的なフシ目となる3万3000円奪回に王手を掛けた。直近の連騰で利益確定売りへの警戒感がくすぶるが、一方で「週末8日のメジャーSQ（特別清算指数）算出に向けて買い戻しの動きが強まり、この勢いが続く可能性もある」との声も聞かれ、目前にとらえた大台を意識する展開になりそうだ。
4日の日経平均株価は、米国市場がレーバーデーの祝日で休場となり、手がかり難が想定されることから、きょうの反動は一定程度出てくるかもしれない。
日経平均は228円高（3万2939円）で終えたが、あす下げたとしても228円安までにとどまれば強い基調は継続していると言える。下げないのであれば、もたつくことなく3万3000円は超えてほしいところだろう。6連騰し高値引けとなり、基調は強い。3万3000円の節目を突破できるようなら、そのことが新たな買いを呼び込む材料になるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
34940.91 ボリンジャー:＋2σ(26週)
34262.12 ボリンジャー:＋3σ(13週)
33711.44 ボリンジャー:＋3σ(25日)
33685.29 ボリンジャー:＋2σ(13週)
33227.68 ボリンジャー:＋2σ(25日)
33108.45 ボリンジャー:＋1σ(13週)
32939.18 ★日経平均株価4日終値
32915.93 ボリンジャー:＋1σ(26週)
32743.93 ボリンジャー:＋1σ(25日)
32632.67 均衡表雲上限(日足)
32531.62 13週移動平均線
32499.93 6日移動平均線
32382.01 均衡表転換線(週足)
32382.01 均衡表基準線(日足)
32353.55 75日移動平均線
32333.46 新値三本足陰転値
32260.18 25日移動平均線
32255.62 均衡表転換線(日足)
31954.79 ボリンジャー:-1σ(13週)
25日移動平均線やその上を走る75日線を上放れて高値引け。ローソク足は高値と安値も連日で切り上がる赤三兵を示現して上値追いの勢いの強さを窺わせた。一目均衡表では雲上限を下回ることなく推移。遅行線は強気シグナル発生を開始して地合い改善を窺わせた。25日線は緩やかに下降中だが、5日線や75日線、一目均衡表の転換線はいずれも上向きで大引けを迎えており、短期的な上昇トレンド延長が期待できよう。
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