値下がり優勢、投資家心理が弱気

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに軟調。東証マザーズ指数の前引けは前日比7.96ポイント(1.01%)安い780.07だった。日銀の政策修正観測から東証プライム銘柄の多くが下げたことで投資家心理が弱気に傾き、朝方は堅調に推移していたグロース市場銘柄も次第に売りに押された。
 
米国の追加利上げへの警戒も根強い。市場では「日米の金融政策を巡る不透明感が意識されるなか、プライム銘柄と比べて相対的に下落リスクが大きいグロース市場銘柄からは資金が流出しやすい」との声があった。
 
東証グロース市場では海帆や免疫生物研が上昇した。一方、カバーやABEJAが下落した。
値上がり銘柄数141、値下がり銘柄数364と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、WACUL、ボードルア、デジタリフトがストップ高。海帆は一時ストップ高と値を飛ばした。ニッソウ、CRI・ミドルウェア、アルファクス・フード・システム、シリコンスタジオ、免疫生物研究所など12銘柄は年初来高値を更新。きずなホールディングス、ヘリオス、グッピーズ、AeroEdge、キューブが買われた。
 
 一方、CINC、ノイルイミューン・バイオテック、I-ne、ファインズ、Ridge-iなど9銘柄が年初来安値を更新。Waqoo、ラバブルマーケティンググループ、ビープラッツ、QDレーザ、デジタルプラスが売られた。
 
 

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