小幅続落で始まる 円高や米ハイテク株安響く

【寄り付き概況】
 
8月1日の日経平均株価は前日比18円10銭安の1万9907円08銭で寄り付いた。7月31日の米国株式は高安まちまちながら、対ドルでの円強含みが重しとなり、売りが先行した。
東証株価指数(TOPIX)は小反発で寄り付いている。
 
前日の米国株市場では原油市況の上昇などを背景にリスクオンの流れが続き、NYダウが5日続伸で最高値更新街道を走っているが、一方でナスダック指数は3日続落と軟調、外国為替市場では1ドル=110円30銭近辺の推移と円高傾向にあり、東京株式市場でも主力ハイテク株中心に売り圧力が強い。
米国市場でハイテク株が下落したことをきっかけに、半導体製造装置の東エレクやアドテストが下げている。
 
企業の決算発表の本格化で好業績銘柄を中心に買いが予想され、日銀のETF買いなどへの思惑もあり下値に対しても底堅さを発揮する可能性はあるが、為替動向には警戒感が強まりそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、18業種前後が高い。値上がり上位に空運、その他金融、非鉄、銀行、保険など。値下がりで目立つのは紙パルプ、食料品、電気機器、ゴム製品など。

個別では、三井住友、三菱UFJが値を上げ、トヨタは上昇。日東電、信越化が買われ、オリックスは堅調展開。武田が強含み、スタートトゥは大幅高となっている。
半面、エプソンが値を下げ、ソフトバンクG、ファナックの値がさ株は軟調。任天堂が売られ、村田製、東エレク、日立の電機株がさえない。アルプス、ソニーも下押し、JTは弱含み、日産自、ホンダ、SUBARUは小甘い状況になっている。
 
テクニカル的には、三井建(1518)、住電設(1949)、サーラ(2734)、フジッコ(2908)、アルコニックス(3036)、マクニカ富士(3132)、ワコール(3591)、TIS(3626)、鳥居薬品(4551)、太陽HD(4626)、ダスキン(4665)、OATアグリオ(4979)、太平洋セ(5233)、TOTO(5332)、鉄(5401)、JFE(5411)、モリ工(5464)、住友電(5802)、ベル24(6183)、荏原実(6328)、大同工(6373)、加藤製作(6390)、日立(6501)、明電舎(6508)、NEC(6701)、リオン(6823)、ウシオ(6925)、京セラ(6971)、日ライフ(7575)、日MDM(7600)、永大産業(7822)、JSP(7942)、兼松(8020)、セイコー(8050)、みち銀(8350)、丸三証(8613)、NECキャピ(8793)、エスリード(8877)、丸全運(9068)、川西倉庫(9322)、東電(9501)が動兆。

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