「1928年以降NYダウの14連騰はなかった」

「1928年以降NYダウの14連騰はなかった」

NYダウが昨年2月以来の高値で12連騰。
13連騰となれば、1987年以来。
14連騰はNYダウが30銘柄になった1928年以降では記録がない。
前回12連騰となった2017年2月は、連日で当時の最高値を更新していた。
対照的に現在は22年1月に付けた最高値(3万6799ドル)を1300ドルあまり下回っている。

ナスダック総合指数と比べて出遅れ感のあったダウ。
25日時点で7月の上昇率は2.99%高。
ナスダック総合指数(2.58%高)やS&P500指数(2.63%高)をアウトパフォームしている。
ただアノマリーでは8月のNYダウはそれほど強くないという。
1950年以降の大統領選挙前の8月相場を振り替えると、ダウは上昇12回、下落が6回で勝率66%。
ただパフォーマンスの良さは12カ月の中で8位。
2019年、2015年、2011年は5つの指数が全て8月に下落。
「選挙前の8月の優位性は薄れつつある」という。

BofAセキュリティーズの顧客フローリポート。
同社の顧客は先週(17~21日)の1週間に米株を69億5500万ドル売り越した。
4週ぶりに売り越し。
売り越し額は2020年11月(に記録した69億6000万ドル)以来の大きさだった。
ヘッジファンド(HF)は32億6500万ドル売り越し。
4週ぶりに売り越し。
売り越し額は08年以降で2番目の大きさだった。
機関投資家は41億9400万ドルを売り越し。
2週ぶりに売り越し。
売り越し額は08年以降で7番目の大きさ。
個人投資家は8億800万ドルを買い越し。
2週ぶりに買い越しに転じた。
企業の自社株買いは5億2100万ドルで前週から鈍化した。
報告された企業の自社株買いは前年比マイナス30%。
「自社株買いは、信用収縮による最大の犠牲の1つになる可能性がある」との見方もある。

(櫻井)。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次