値下がり優勢、薄商いの展開

 
東証グロース市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて様子見の投資家が少なくなく、薄商いの展開となった。東証マザーズ指数にも明確な方向感は出ず、終値も0.3%高と小幅な上昇にとどまった。
東証マザーズ指数は小幅上昇。グロースCoreは反発。東証マザーズ指数の終値は前日比1.98ポイント(0.26%)高い770.03だった。
ビジョナルやフリーなど主力株を中心に買いが入り、指数を支えた。朝方は米株価指数先物が軟調に推移したのが重荷となり安く始まったが、次第に買いが優勢となった。
個別銘柄では決算を受けて大きく動くものも見られた。ただ、全体には「値頃感からの押し目を拾っても、力強く買う雰囲気は無かった」。東証グロース市場は上昇銘柄と下落銘柄数に大きな差は無く、強弱まちまちだった。
 
東証グロース市場では、トライトやエレメンツ、免疫生物研が上昇した。一方、スマサポやRJ、リアルゲイトは下落した。
値上がり銘柄数232、値下がり銘柄数264と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に新規上場したエコナビスタは買い気配のまま終え、売買は成立しなかった。気配値を公開価格(1300円)の2.3倍にあたる2990円まで切り上げた。
 

個別では、ジェイフロンティア、LAホールディングス、ユナイテッド&コレクティブ、アルファクス・フード・システム、アララなど9銘柄が年初来高値を更新。トライト、ELEMENTS、フィードフォースグループ、免疫生物研究所、ジャパニアスが買われた。
 
一方、ドリコム、エディア、オンコセラピー・サイエンス、リボミック、セルソースなど17銘柄が年初来安値を更新。リニューアブル・ジャパン、スマサポ、リアルゲイト、CINC、パルマが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次