【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比144円65銭(0.4%)安の3万2523円69銭だった。
前日の米国株市場ではNYダウが13日続伸し、36年半ぶりに過去最長の連騰記録に並んだ。
ただ、上げ幅は限定的でナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落した。FOMCでは事前予想通り0.25%の利上げを決定したが、マーケットは次回の9月会合での利上げ休止に期待する買いが景気敏感株に流入した。
FOMCを波乱なく通過したことは東京株式市場にとってもポジティブながら、外国為替市場でドル安・円高に振れていることは輸出セクター中心に向かい風となっている。あすの日銀金融政策決定会合の内容を見極めたいとの思惑も様子見ムードを助長している。
26日に2023年4~6月期の大幅な減益決算を発表したアドテストが下落。通期の減益見通しを発表したサイバーは急落している。
東証株価指数(TOPIX)は続落。
個別では、日産自が大幅安。一方、ファストリは朝安後上昇に転じた。第一生命HDが堅調。テルモが高い。
