28日の東京株式市場は反落後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、3万2400円-3万2700円を想定。(27日終値3万2891円16銭)
米国株は下落、ダウ平均は237ドル安の35282ドルで取引を終えた。
政策修正観測がくすぶっていた分、売り一辺倒にはなりづらいとみるが、基本的には下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。
日経平均株価は、きのう27日に大幅反発した反動や、現地27日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。日本経済新聞の電子版は28日の未明、日銀が28日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正案を議論すると伝わり、決定内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まりそうだ。
為替市場では、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(27日は139円98銭-140円00銭)、ユーロ・円が1ユーロ=153円トビ台(同155円77-81銭)と、円高方向に反応。輸出関連銘柄を中心に円高への動きを警戒する展開が強まることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比415円安の3万2505円だった。
【好材料銘柄】
■日清製粉グループ本社 <2002>
4-6月期(1Q)経常は32%増益で着地。
■アンビション DX ホールディングス <3300>
出資先で次世代型ブロックチェーン開発のスタートアップであるアーリーワークスが米ナスダック市場へ新規上場。
■伊勢化学工業 <4107>
上期経常が61%増益で着地・4-6月期も59%増益。
■日立建機 <6305>
4-6月期(1Q)最終は69%増益で着地。
■アジャイルメディア・ネットワーク <6573>
子会社を新設し、酸素ボックス商材を企画・製造・販売する事業を開始。
■マクセル <6810>
4-6月期(1Q)経常は62%増益で着地。
■フタバ産業 <7241>
今期経常を25%上方修正。
■愛三工業 <7283>
4-6月期(1Q)経常は51%増益で着地。
■グローバルダイニング <7625>
今期経常を83%上方修正。
■相鉄ホールディングス <9003>
今期経常を18%上方修正。
■ディーエムエス <9782>
4-6月期(1Q)経常は37%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
28(金)
【国内】
植田日銀総裁会見
経済・物価情勢の展望公表
7月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
キーエンス、OLC、KDDI、日立、デンソー、ファナック、JR東海、コマツ、豊田織機、JR東日本、豊通商、エムスリー、三住トラスト、NEC、関西電、ANA、ヤクルト、アイシン、日本酸素、SGHD、中部電、JPX、ヒューリック、積水化、エプソン、スクリン、ミスミG、SCSK、小田急、清水建、しずおか、ソシオネクスト、アコム、東映アニメ、LIXIL、トヨタ紡織、スタンレ電、ジェイテクト、ALSOK、中国電、NSSOL、豊田合、日テレHD、日本M&A、芙蓉リース、NESIC、アルプスアル、大特鋼、住信SBIネ、SMS、七十七、M&A総研H、松井証、オリコ、信金中金PS、アンリツ、ちゅうぎ、北陸電、山特鋼、滋賀銀、第四北越、椿本チ、マネックスG
【海外】
米6月個人所得・個人消費支出(21:30)
《米決算発表》
エクソン・モービル、シェブロン、P&G
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
