東証グロース市場は長期金利上昇に対する警戒感が強く、売りが優勢だった。
東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落した。
市場参加者は「PERの高い新興企業株は金利上昇局面では嫌われやすい」と話していた。
午後に日銀が金融政策決定会合で長期金利の上昇容認を決めたと伝わると、マザーズ指数は値動きが荒くなった。
東証グロース市場ではビジョナル、フリー、アイスペースが下落した。ライフネット、ジーエヌアイ、ベースフードなどは上げた。
値上がり銘柄数153、値下がり銘柄数359と、値下がりが優勢だった。
グロース市場にきょう上場したGENDAは公開価格(1770円)を133円(7.5%)下回る1637円で初値を付けた。その後は一転して買いが優勢になり、終値は初値比で制限値幅の上限(ストップ高)となる400円(24.4%)高の2037円だった。
同じくきょうグロース市場に上場したクオルテックは公開価格(2540円)を204円(8.0%)下回る2336円で初値を付けた。終値は初値比61円(2.6%)高の2397円だった。
個別ではログリー、GENDAがストップ高。エアークローゼットは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイフロンティア、アンビション DX ホールディングス、ベガコーポレーション、リネットジャパングループ、ペイロールなど10銘柄は年初来高値を更新。アプリックス、サイバートラスト、カルナバイオサイエンス、スマサポ、ウェッジホールディングス<2388>は値上がり率上位に買われた。
一方、ドリコムがストップ安。海帆<3133>は一時ストップ安と急落した。サンクゼール、ピー・ビーシステムズ、マクアケ、キャンバス、ラクオリア創薬など25銘柄は年初来安値を更新。LeTech、Jストリーム、ニッソウ、バルニバービ、AeroEdgeは値下がり率上位に売られた。
