値上がり優勢、新興市場の銘柄にも買いが波及

 
東証グロース市場はマザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、じりじりと上げ幅を広げている。米ハイテク株が値幅を伴って上昇したことは個人投資家心理を改善させる要因となった。また、米国で週末に発表された物価指標で改めてインフレ鈍化傾向が確認され、米長期金利の上昇が一服していることは新興株にとって支援材料となっている。前引け時点での東証マザーズ指数は1.45%高、東証グロース市場Core指数は2.63%高で時価総額上位銘柄に注目が集まっている。東証マザーズ指数の前引けは前週末比11.10ポイント(1.45%)高い775.14だった。
 
東証グロース市場では、M&A総研やカバーが上昇した。一方、ドリコムやログリーは下落した。
値上がり銘柄数327、値下がり銘柄数161と、値上がりが優勢だった。
 
 
きょう東証グロース市場に上場したラボロAIは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値は公開価格(580円)を406円上回る986円に切り上げた。
 
個別ではヘッドウォータース、GENDAが一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイフロンティア、ジェイグループホールディングス、リネットジャパングループ、rakumo、シイエヌエスなど12銘柄は年初来高値を更新。M&A総研ホールディングス、ABEJA、ココルポート、ウェッジホールディングス、スペースマーケットが買われた。
 
 一方、サンクゼール、ドリコム、ピー・ビーシステムズ、Ridge-i、Globeeなど8銘柄が年初来安値を更新。ブリッジコンサルティンググループ、ログリー、メイホーホールディングス、クオルテック、NATTY SWANKYホールディングスが売られた。
 

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