1日の日経平均株価は大幅続伸し、3万3476円(前日比304円高)で引けた。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1064/値下がり710。1Qが前年同期比で94%営業増益となったトヨタが2.5%高。連日で年初来高値を更新し、上場来高値に接近した。
朝方は、前日の米国株高や円安歩調を受け、買いが先行した。日経平均は先物買いを交えて上げ幅拡大の流れとなった。トヨタの好決算効果もあり、大引け間際には316円高まで上伸した。すでにTOPIX(東証株価指数)は連日で年初来高値を更新しており、日経平均も視界に入れた年初来高値(7月3日終値3万3753円)奪回が意識されそうだ。
あす2日の日経平均株価の底堅い展開か。
引き続き米国株式や為替動向にらみの展開ながら、足元で円安が進む中、輸出関連企業の決算に期待感が強まる可能性があり、相場の下支え要因として作用しそうだ。
目先は為替に神経質な状況が続くと思われる。あまり円安に傾きすぎると介入への警戒が浮上してくるが、日本株を見る上では円高よりは円安の方が良い。本日の米指標を受けて円安基調が継続するかどうかを注視しておきたい。
1日午後1時25分に、市場予想を上回る23年4-6月期の好決算(連結営業利益で前年同期比93.7%増の1兆1209億円)を発表したトヨタ自動車がこの日、堅調な値動きを示し、関連銘柄に買いが波及した。半導体不足の緩和などに伴う販売台数の増加や、円安による収益押し上げ効果が寄与し、同社の四半期の営業利益は日本企業として初の1兆円の大台に乗せた。この好実態は、ほかの輸出関連銘柄の業績拡大思惑につながり、買い意欲が広がることも想定される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
35629.09 ボリンジャー:+3σ(13週)
34605.06 ボリンジャー:+2σ(26週)
34468.08 ボリンジャー:+2σ(13週)
34145.58 ボリンジャー:+3σ(25日)
33690.59 ボリンジャー:+2σ(25日)
33476.58 ★日経平均株価1日終値
33307.07 ボリンジャー:+1σ(13週)
33235.59 ボリンジャー:+1σ(25日)
32941.67 6日移動平均線
32780.60 25日移動平均線
32777.26 均衡表基準線(日足)
32763.16 均衡表転換線(日足)
32624.16 均衡表雲上限(日足)
32596.67 均衡表転換線(週足)
32340.20 ボリンジャー:+1σ(26週)
32325.60 ボリンジャー:-1σ(25日)
32189.73 新値三本足陰転値
32146.06 13週移動平均線
31870.61 ボリンジャー:-2σ(25日)
31415.61 ボリンジャー:-3σ(25日)
31380.07 75日移動平均線
30985.05 ボリンジャー:-1σ(13週)
30813.86 均衡表雲下限(日足)
25日移動平均線やその上を走る5日線を上放れた。ローソク足は4本連続陽線を描き、高値と安値と終値がいずれも連日で切り上がる「赤三兵」を示現して上値追いの勢いの強さを窺わせた。一目均衡表では遅行線が強気シグナルを増大。上向きの転換線は基準線直下の好位置にあって三役好転による強気形状の完成が接近している。本日は6月19日の今年最高値の284.12円下まで上ヒゲを伸ばしており、最速で明日2日にも高値追い再開となりそうだ。
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