あす8日の日経平均株価では、主要株価指数が底堅い展開か。
7日の日経平均株価は続伸し、3万2254円(前週末比61円高)で引けた。
日経平均株価は、序盤は大幅安となったものの、切り返してプラスで終了。値上がり銘柄が多く、押し目買い意欲の強さが感じられる1日となった。安値は9時01分につけた3万1830円で、3万2000円を割り込むと底堅くなるというこれまでの傾向が継続した。一方、225銘柄で売買代金上位の常連銘柄に頭打ち感が出てきているのは気になる動き。日経平均は高値圏で終了はしたが、プライムの値上がり銘柄数を鑑みると61円高というのは物足りなさもある。今週は三連休が控えていることもあり、あす以降も強弱感は交錯しやすい。3万2000円より上で値を固めていけるかが焦点となるだろう。
現地1日に米外貨建て長期国債の格付けを引き下げたことを受け、日経平均は2日に768円安、3日に548円安と大幅な下落を強いられたが、米格下げショックは目先一巡した感がある。米国債の格下げを材料に先物売りが先行していたことで、地合いが落ち着けば、買い戻しを誘いやすい面もある。
むろん、23年4-6月期決算の発表が相次ぐ中、個別株物色の色彩が一段と強まる方向にある。すでに発表済みの決算はおおむね堅調であり、良好な決算発表が続けば、指数のサポート要因にもなるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
33050.73 ボリンジャー:+1σ(13週)
32782.30 均衡表転換線(週足)
32777.26 均衡表基準線(日足)
32666.95 25日移動平均線
32660.51 6日移動平均線
32659.50 均衡表転換線(日足)
32630.93 均衡表雲上限(日足)
32393.44 ボリンジャー:+1σ(26週)
32267.78 13週移動平均線
32254.56 ★日経平均株価7日終値
32208.08 ボリンジャー:-1σ(25日)
31749.20 ボリンジャー:-2σ(25日)
31586.61 75日移動平均線
31484.83 ボリンジャー:-1σ(13週)
31290.33 ボリンジャー:-3σ(25日)
31007.28 均衡表雲下限(日足)
30701.88 ボリンジャー:-2σ(13週)
30202.91 均衡表基準線(週足)
30202.25 26週移動平均線
29918.93 ボリンジャー:-3σ(13週)
28993.77 200日移動平均線
28011.07 ボリンジャー:-1σ(26週)
26983.32 均衡表雲上限(週足)
26952.26 均衡表雲下限(週足)
25819.88 ボリンジャー:-2σ(26週)
ローソク足は2本連続陽線を描いたが、株価上方ではともに下向きの5日移動平均線が25日線を下回って短期デッドクロス(DC)を示現した。ザラ場安値が4営業日連続で前日水準を下回ったことに加え、一目均衡表の転換線下降やパラボリックの売りサイン点灯が続いており、短期的には下落圧力の強まりに警戒が必要となろう。
目次
