【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比176円05銭高の3万2430円61銭。
前日の米株式市場は、NYダウが407ドル高と4日ぶりに反発。米ニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁が、インフレの鈍化が確認されれば「来年に名目金利を引き下げることは自然だ」と述べたと一部で報道されたことを好感する買いが入った。
米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。為替は1ドル=142円50銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
投資心理が上向き、日本株にも海外投機筋などの買いが膨らんでいる。ガスや食品、通信のほか、鉄鋼、自動車など幅広い銘柄に買いが入っている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がりは電力・ガス、輸送用機器、海運、食品、機械など。値下がりは保険、繊維の2業種。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、東急不HD、三菱重、キッコマンが高い。味の素、東ガス、三菱自も上昇。大成建、シャープ、アステラスは安い。
