東証グロース市場は国内の長期金利に上昇圧力がかかるなか、金利上昇が逆風になりやすい高PER(株価収益率)銘柄が多い新興市場の投資環境悪化を懸念した売りが出た。東証マザーズ指数とグロースCoreは反落。東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。前引けは前日比9.27ポイント(1.20%)安の761.50だった。
グロース市場ではJTOWER、ビジョナル、アイスペースが下落した。一方、フリー、スカイマークが上昇した。
値上がり銘柄数157、値下がり銘柄数351と、値下がりが優勢だった。
個別ではブロードエンタープライズが一時ストップ高と値を飛ばした。オークファン、ペイロール、アジャイルメディア・ネットワーク、CRGホールディングス、識学など9銘柄は年初来高値を更新。ジャパン・ティッシュエンジニアリング、シンメンテホールディングス、バルミューダ、関通、unerryが買われた。
一方、イルグルム、THECOO、セルソース、モダリス、サイフューズなど9銘柄が年初来安値を更新。JIG-SAW、東京通信グループ、Fusic、ブリッジコンサルティンググループ、エコナビスタが売られた。
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