値下がり優勢、利益確定の売り

 
東証グロース市場は利益確定の売りに押される軟調な展開となった。東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも反落した。東証マザーズ指数の終値は前日比12.69ポイント(1.65%)安の758.08だった。6月2日以来の安値。
 
プライム市場の大型株に個人の買いが向かい、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)は堅調に推移する半面、新興企業市場は、買いが細り、値下がり銘柄数が多かった。グロース市場全体の売買代金も依然低水準で、「新興市場は閑散としていた」との声も聞かれた。
国内外の長期金利上昇に対する懸念が広がるなか、午後に入って下げ幅を広げた。主力銘柄や直近新規株式公開(IPO)銘柄の一角にも売りが出た。
 
グロース市場ではJTOWER、QDレーザ、エコナビスタが下落した。一方、スカイマーク、バルミューダが上昇した。
値上がり銘柄数139、値下がり銘柄数373と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ブロードエンタープライズが一時ストップ高と値を飛ばした。オークファン、BASE、ペイロール、弁護士ドットコム、アジャイルメディア・ネットワークなど11銘柄は年初来高値を更新。シンメンテホールディングス、免疫生物研究所、関通、ジャパン・ティッシュエンジニアリング、バルミューダが買われた。
 
一方、メディネット、メディカルネット、イルグルム、ココペリ、THECOOなど18銘柄が年初来安値を更新。モダリス、東京通信グループ、JIG-SAW、エコナビスタ、Laboro.AIが売られた。
 

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