続落スタート、米株安で売り

【寄り付き概況】

10日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比188円37銭安の3万2015円96銭。

前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて上昇したが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに終盤に下げ幅を広げる引け味の悪い展開となった。7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、ハイテクセクターへの売りかさんだ。東京株式市場でも日本時間今晩に発表予定の米CPIの内容を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせる要因となっている。
東エレクやアドテストなど半導体関連銘柄が下げ、指数を押し下げている。

一方、外国為替市場でドル高・円安基調にあることはポジティブ材料として意識されやすい。なお、あす11日が祝日のため、きょうは前倒しでオプションSQ算出日にあたる。

東証株価指数(TOPIX)は続落している。

ソニーGは6%超下落。前日発表した2023年4~6月期の連結決算で利益水準が市場予想を下回った。一方、中国人観光客の本格回復への期待から百貨店株や鉄道株などには買いもみられる。

個別では、三菱マ、リクルート、テルモは安い。ホンダ、富士フイルム、アサヒは高い。

 

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