値下がり優勢、軟調な展開

 
東証グロース市場は米ハイテク株安を受け、売りが優勢となる軟調な展開だった。東証マザーズ指数は小反落。グロースCoreともにさえない。東証マザーズ指数の終値は前日比3.05ポイント(0.40%)安い759.51だった。
中国から日本への団体旅行解禁を受けてHANATOURがにぎわうなど、新興企業市場でも個別材料に反応した売買は活発だった。グロース市場全体の売買代金も直近1カ月の平均水準近くまで回復した。
ただ、マザーズ指数やグロース市場指数は伸び悩み、グロース市場の上昇銘柄数は全体の3割にとどまった。「流動性が高く希望の値段で売買しやすいプライム銘柄が大きく上昇すれば、個人の買いもそちらに向かい、新興企業市場にはあまり資金が回ってこない」(国内証券)といい、全体に力強さはなかった。
 
東証グロース市場では、バンクオブイやカルナバイオ、バルテスが下落した。一方、ハナツアーJやプレイド、I-neは上昇した。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数322と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、アジャイルメディア・ネットワーク、和心がストップ高。I-ne、サイバー・バズ、トリドリは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、BASE、免疫生物研究所、識学など5銘柄は年初来高値を更新。HANATOUR JAPAN、日本電解、バルミューダ、プレイド、プレミアアンチエイジングが買われた。
 
 一方、ファインズ、ログリー、マイクロアドがストップ安。ディジタルメディアプロフェッショナルは一時ストップ安と急落した。博展、メディカルネット、GMOリサーチ、JIG-SAW、ココナラなど29銘柄は年初来安値を更新。ジーニー、イノベーション、サークレイス、リンクバル、メイホーホールディングスが売られた。
 

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