昨日の新高値は116。
7月10日以降の16日連続で100を上回った。
東証1部の上場銘柄は2024。
その5%が連日新高値という現実。
「日々の騰落率は1%程度で膠着感」という表面とは違った個別物色。
この日々の動きを感じることも重要だろう。
ほとばしる汗と涙とかけがえのない大切な日々を噛みしめることも重要だ。
足早に願いは通り過ぎようとする。
今この時この日をいつまでも大切にし続けること。
足早に通り過ぎる日々だが、感激を忘れては、相場は見えなくなる。
野球だって毎日練習してボールやバットに触れるから上達する。
そして強くなる。
株だって毎日の積み重ね。
早朝に投資家さんから頂戴したメール。
「投資家は野球の監督と同じ。
循環物色=調子いい選手を起用して
素早く利益確定=点数を追加していく」。
その日々の騰落率。
7月は毎日1%以下だった。
2005年7月以来12年ぶりの出来事だ。
昨日までで騰落率1%未満の日は41日連続。
今年最後に騰落率が1%を超えたのは6月2日。
1年ぶりに2万円を回復した日だった。
しかし6月5日からは41日連続で1%未満。
過去の記録は1987年7月以降で見ると89年7月26日から9月25日の43日間。
早実の清宮選手のホームランばりに言うと明日がタイ記録。
明後日が新記録。
ホームランは107本でいいだろう。
膠着相場の下値支えの要素は日銀のETF買い。
月間動向を見てみると・・・。
1月5624億円買い(8回)、前引けTOPIXマイナス9回、買い入れ確率88.8%。
2月4927億円買い(7回)、前引けTOPIXマイナス13回、買い入れ確率53.8%。
3月5068億円買い(7回)、前引けTOPIXマイナス13回、買い入れ確率53.8%。
4月5075億円買い(7回)、前引けTOPIXマイナス9回、買い入れ確率77.7%。
5月3635億円買い(5回)、前引けTOPIXマイナス10回、買い入れ確率50.0%。
6月3640億円買い(5回)、前引けTOPIXマイナス9回、買い入れ確率55.5%。
7月4242億円買い(6回)、前引けTOPIXマイナス10回、買い入れ確率60.0%。
NYから聞こえてくる警鐘という名の免罪符。
「野球で言えば8回に入った気がするが試合がいつまで続くかわからない」。
根拠はシラー教授の景気循環調整後のPERが30倍。
長期平均は16倍であり、30倍を上回ったのは1929年と2000年の2回。
もう一つがバフェット指標。
「その国の株式の時価総額はその国のGDPと大きく乖離しない」。
NYSEとNASDAQの時価総額合計は29.4兆ドル。
アメリカのGDPは19.2兆ドル。
時価総額はGDPの1.5倍。
時価総額は過去最大。
そう言われれば「逆転ヒット打たれるかも」という気にさせられるのかも知れない。
《兜町ポエム》
「ずーとここから」
ずーとずーとここから見ているから
何度も立ち上がる株の未来へ
もしも涙で何も見えなくて
前に進めない時
板に向かって深呼吸をして
今日もやっぱり株価は動く
キミにしか見れない明日はそこにある
すーとずーとここから見ているから
たとえ転んでも立ち上がればいい
強く重い進んだその一歩が
きっとつなげていく相場の未来へ
青い色した空の下げ相場
遠くに伸びたヒゲ
どこに向かっているのかな株価
買値を辿って安値に消えた
過去より今より明日を見ていたい
すーとずーと抱きしめ離さないで
きっと届くはずその手を伸ばして
キミが描く未来の理想の相場
どんな株価でまた笑っているのかな
「株よ八月に熱くなれ」
まためぐりくる夏相場
心震わす人がいる
あれが確かにサマーラリー
胸にまぶたに刻み込む
時よ止まれよただ一度
奇跡起こした株たちの
高値沸き立つ兜町
株よ八月に熱くなれ
相場と呼べる幾日を
時の流れに刻めるか
今がそうだと確かめる
熱い思いを抱けるか
買いよ踊れよもう一度
夢を信じた人たちの
願い舞い立つ兜町
株よ八月に熱くなれ
(櫻井)。
