東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは続伸。日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新したことで個人の投資意欲が高まり、買いが優勢だった。
東証マザーズ指数は3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。終値は前日比8.55ポイント(1.07%)高の806.22だった。生成型の人工知能(AI)の活用への期待が高まるなか関連銘柄が上昇し、指数をけん引した。
市場関係者は「保有株の値上がりで利益を得た個人による中小型株の買いが増えた」と話していた。
グロース市場では、AIinsが制限値幅の上限(ストップ高水準)で終えたほか、決算が好調だったGAテクノが上昇した。アイスペース、JTOWERも上げた。半面、カバー、Arent、EDPは下げた。
値上がり銘柄数254、値下がり銘柄数245と、売り買いが拮抗した。
13日にグロース市場に新規上場したABEJAは買い気配のまま取引を終えた。気配値を公開価格(1550円)の2.3倍にあたる3565円に切り上げた。
個別ではGA technologies、インフォネット、AI inside、レナサイエンス、INCLUSIVEがストップ高。ブレインズテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、ユナイテッド、ツクルバ、ジェイグループホールディングス、BRUNOなど49銘柄は年初来高値を更新。モルフォ、サイジニア、ピアズ、JIG-SAW、エアークローゼットが買われた。
一方、アスカネットが年初来安値を更新。フューチャーリンクネットワーク、KIYOラーニング、フィーチャ、AIAIグループ、ベビーカレンダーが売られた。
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