「卵は安い」
チョコチョコ売買するのは下げ相場の先方。
大きな下落が怖いから薄利多売の売買になる。
どんと構えて株のことを忘れるのは上げ相場の先方。
果報は寝て待て。
回転売買の銭失いにならないためには持ち株を忘れることだ。
BofAセキュリティーズの13日付の顧客フローリポート.
同社の顧客は先週(6月5~9日)の1週間に米株を4億7900万ドル買い越した。
2週ぶりに買い越し。
主体別動向でヘッジファンド(HF)は7億1800万ドル買い越し。
4週連続で買い越し。
機関投資家は6億1800万ドルを売り越し。
4週ぶりに売り越し。
個人投資家は5100万ドルを買い越し。
企業の自社株買いは10億ドル。
4月の決算シーズンでは例年よりも好調だったが、5月以降は例年の季節的傾向を下回っている。
米国に上場する日本株の上場投資信託(ETF)で運用資産残高最大の「iシェアーズMSCIジャパン」。
受益権口数が12日に2億口を突破した。
2億口を上回るのは2021年1月27日以来。
受益権口数は5月以降急速に増加。
「海外投資家による日本株への関心の高さがうかがえる」との解釈。
6日には3億9000万ドルと、19年1月7日(6億600万ドル)以来の大きさとなる資金流入を記録していた。
米国で鶏卵の価格が急落している。
米労働省が13日発表した5月の消費者物価指数(CPI)によると鶏卵価格は前月比で13.8%下落した。
下落率は過去最大だった1951年1月以来、72年ぶりの大きさ。
鳥インフルエンザの拡大に伴う供給不足で高騰が続いてきた鶏卵価格は、歴史的な高値からピークアウトしてきた。
卵の価格は4カ月連続で前月から下落した。
過去最高値となった1月時点と比べると29%安。
前年同月比でみると0.4%の下落。
2021年5月以来2年ぶりに下落に転じた。
米国の都市部平均で鶏卵12個の価格をみると5月は2.66ドル(約370円)。
1月(4.82ドル)と比べ大きく下落。
(櫻井)。
