一進一退の展開か

16日の東京株式市場は、一進一退の展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3200円-3万3600円を想定。(15日終値3万3485円49銭)
米国株は上昇。ダウ平均は428ドル高の34408ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物からもスタートはそれほど高くならないと見込まれるだけに、米国株高に対する反応の甘さを受けて、利益確定売りが上値を抑える場面も出てくるだろう。

日経平均株価はきのう15日、5日ぶりに小反落したものの、底堅い動きをみせていた。現地15日の米国株式が上昇した動きを受け、買い優勢の展開が見込まれる。日銀の金融政策決定会合は、政策の現状維持が濃厚とみられているが、会合内容の発表が昼休みの時間帯からズレ込むようであれば、高値警戒感のあるなか、仕掛け的な売りが出る可能性もあり、注意したい。

為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(15日は141円28-30銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=153円台の半ば(同152円95-99銭)と円安方向にある。対ドルでの円安一服感から、輸出関連銘柄は上値が重くなる場面も想定される。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比55円高の3万3465円だった。

【好材料銘柄】  

■ジーエヌアイグループ <2160>
子会社Cullgenがアステラス製薬 <4503> と革新的なタンパク質分解誘導剤創出に向けた共同研究および独占的オプション契約を締結。

■トラストホールディングス <3286>
今期経常を14%上方修正、配当も5円増額。

■ニーズウェル <3992>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.8%にあたる75万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月16日から9月22日まで。

■カラダノート <4014>
株主優待制度を導入。毎年7月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社のミネラルウォーター1セット(3974円相当)を贈呈する。

■スパイダープラス <4192>
「SPIDERPLUS PARTNER」にChatGPTを組み込んだAI支援機能を提供開始。

■ストリームメディアコーポレーション <4772>
東証が「合併等による実質的存続性の喪失に係る猶予期間入り銘柄」の指定を解除。

■トレンダーズ <6069>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.78%にあたる20万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月19日から8月31日まで。

■ALiNKインターネット <7077>
株主優待制度を拡充。実施回数を年1回→年2回に増やす。新制度では毎年2月末と8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000~3000円のクオカードをそれぞれ贈呈する。

■FPパートナー <7388>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■クシム <2345> 
Web3事業開発向けオリジナルブロックチェーン構築サービス「Turingum Business Chain」を提供開始。

【主な経済指標・スケジュール】

16(金)
【国内】
植田日銀総裁会見
G7交通相会合(三重県志摩市、~6/18)

【海外】
米5月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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