一進一退の展開、利益確定売り

【寄り付き概況】

19日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比62円61銭高の3万3768円69銭。

前週末の欧州株市場は総じて上昇したものの、米国株市場ではFRB高官のタカ派的発言を受け金融引き締め長期化への警戒感が再燃、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに安く引けた。

東京株式市場では前週末に日経平均が反発し年初来高値を更新するなど、依然として上値指向が強いが、目先買い疲れ感もあり米株安で利食いが誘発される可能性もある。ただ、外国為替市場でドル高・円安が進んでおり、これが全体相場に追い風となる公算は大きいだろう。

一方、日本時間今晩の米国株市場は休場となることで、海外投資家の手口は売り買いともに減少することも想定される。

日銀は16日まで開いた金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めた。外国為替市場では引き続き円売りが出ており、1ドル=141円台後半まで円安・ドル高が進んでいる。輸出関連や海外事業比率が高い企業の株価への追い風となっている。

買い一巡後は下げに転じた。前週末16日の米株式市場で主要株価指数はそろって下落した。日本株は33年ぶり高値圏で推移しているとあって利益確定売りも出やすく、下げ幅が200円を超える場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)は一進一退となっている。

個別では、三井住友FGやエニーカラー、ニデックが上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、東エレクやアドテストは下げている。

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