値上がり優勢、幕間つなぎの物色か

 
東証グロース市場は、マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、上げ幅を広げる展開となっている。4月以降の上昇率が大きい値がさ株や大型株に様子見ムードが台頭しており、出遅れ感の強い新興株に幕間つなぎの物色が継続している。また、米長期金利の上昇も警戒するほどではなく、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株を手掛けやすい展開となっている。
東証マザーズ指数の前引けは前週末比27.48ポイント(3.31%)高い857.85だった。一時、上昇率は3.37%に達し、午前は年初来高値を上回って推移した。
大型株と比べて相対的に出遅れ感のある新興市場銘柄に買いが入った。
 
市場では新規株式公開(IPO)ラッシュを控え「個人投資家を中心に新興銘柄への注目度が高まっている」との見方もあった。
 
東証グロース市場では、ポートやカバーが上昇した。一方、日本ホスピスやAMIは下落した。
値上がり銘柄数420、値下がり銘柄数82と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、Arent、プログリットがストップ高。ポートは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、ユナイテッド、ツクルバ、ランディックス、BRUNOなど57銘柄は年初来高値を更新。ピアズ、ABEJA、スリー・ディー・マトリックス、property technologies、サンワカンパニーが買われた。
 
 一方、地域新聞社、バリューゴルフが年初来安値を更新。トラストホールディングス、ラキール、フレアス、日本ホスピスホールディングス、BTMが売られた。
 
 

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