【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比137円13銭安の3万3438円01銭。
ここ欧米株安の流れが継続していることで、東京株式市場でも利益確定の動きが誘発されている。
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウなど主要株価3指数が揃って3日続落となった。
注目されたパウエルFRB議長の議会証言で年内追加利上げの動きが示唆され、これが投資家のセンチメントを冷やす格好となった。ナスダック総合株価指数の下げが相対的に大きかったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落が目立っており、東京株式市場でも足もとでこの影響を受けやすい。
ただ、下値では引き続き海外機関投資家を中心とした押し目買いが想定され、底堅さを発揮する可能性もあるだろう。
外国為替市場で円相場が1ドル=141円台後半と円安・ドル高基調にあり、輸出採算の改善期待は自動車など輸出関連株の支えとなっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。16日に付けた年初来高値(2300.36)を上回って推移している。
個別では、関西電や東電HDが上昇している。川重やSOMPOも高い。一方、ルネサスやSUMCO、安川電、ソフトバンクグループ(SBG)が下落している。
