東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは続落。東証マザーズ指数の前引けは前週末比13.47ポイント(1.62%)安の816.82だった。利益確定売りが優勢になった前週末までの流れを引き継ぎ、安い水準での推移が続いた。一方、日経平均株価が朝安後上げに転じたため、下げ渋る動きもみられた。
地合いが悪化するなか、流動性リスクが意識される新興株が敬遠されている可能性がある。また、今週は新規株式公開(IPO)が多いため、IPOに備えた資金確保の動きも重荷になっていそうだ。
東証グロース市場ではカバーやABEJAが下落した。一方、サイフューズやシーユーシーが上昇した。
値上がり銘柄数162、値下がり銘柄数327と、値下がりが優勢だった。
23日にグロース市場に上場したARアドバンは上場2日目となる26日午前、公開価格(1260円)の3.1倍にあたる3950円で初値を付けた。前引け時点では制限値幅の下限(ストップ安水準)となる初値比700円(17.7%)安の3250円だった。
きょうグロース市場に上場したブリッジGは買い気配での推移が続いており、まだ初値は付けていない。前引け時点の気配値は公開価格(1300円)を910円(70.0%)上回る2210円だった。
きょう名証ネクスト市場に上場したQLSHDは26日午前、公開価格(650円)を150円(23.0%)上回る800円で初値を付けた。前引けは初値比72円(9.0%)高の872円だった。
個別ではフルッタフルッタ、オークファン、ネクストジェン、Photosynth、レナサイエンスなど9銘柄が年初来高値を更新。フレアス、フーディソン、サイフューズ、シーユーシー、ジェイフロンティアが買われた。
一方、アイデミー、ARアドバンストテクノロジがストップ安。クラウドワークス、ステラファーマ、デコルテ・ホールディングス、プロジェクトカンパニーなど5銘柄は年初来安値を更新。リアルゲイト、サイバートラスト、アイ・パートナーズフィナンシャル、Globee、セキュアが売られた。
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