東証スタンダード市場は、投資信託による分配金捻出の売りなどによる先行きの需給悪化が意識される中、東証プライム市場の主力株がさえない動きとなる中、幕間つなぎの物色が入った。ただ、休日を前に手じまい売りに押される展開となった。
スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億6111万株。値上がり銘柄数741、値下がり銘柄数520と、値上がりが優勢だった。
東証スタンダード市場に新規上場したノバレーゼは公開価格(600円)を10円(1.6%)下回る590円で初値を付けた。終値は520円だった。
同じくスタンダード市場に新規上場したジーデップは公開価格(4510円)の2.4倍にあたる1万680円で初値を付けた。その後、制限値幅の上限(ストップ高)水準にあたる1万3680円まで上昇し、大引けは同水準で配分された。
個別では、エリッツホールディングス、ジーデップ・アドバンスがストップ高。クボテックは一時ストップ高と値を飛ばした。KHC、マサル、大盛工業、大成温調、サンテックなど102銘柄は年初来高値を更新。メタルアート、Speee、ジェクシード、ニチリョク、浜井産業が買われた。
一方、ウエストホールディングス、ギグワークス、ディーブイエックス、オーベクス、データ・アプリケーションなど11銘柄が年初来安値を更新。レイ、リミックスポイント、ヤマト・インダストリー、enish、ナカニシが売られた。
目次
