【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比257円46銭安の3万3165円06銭。日経平均は1990年以来およそ33年ぶりの高値圏にあり、利益確定売りが出やすくなっている。
米国株市場が独立記念日の祝日で休場だったことを受け、手掛かり材料難が意識されるなか、引き続き利益確定の売り圧力が優勢となっている。前日の欧州株市場では独DAXや仏CAC40など主要国の株価指数が総じて軟調だったことで、東京株式市場でも欧州時間のリスクオフの流れを引き継ぐ格好となった。
週末の米雇用統計を控え積極的な買いが入りづらく、株式需給面ではETF分配金捻出のための先物への売り圧力が日経平均の上値を押さえる展開も想定される。
カジュアル衣料品店「ユニクロ」の6月の国内既存店売上高が前年同月比で減ったファストリは一時3%下落した。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
個別では、アルプスアル、HOYA、日揮HDが下落。東電HD、第一三共、第一生命HDは上昇している。
