【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比53円41銭安の2万9189円41銭。
前日の米国株市場ではハイテク株などを中心に総じて見送られる展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下値を探る動きとなった。4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に買い手控えムードが強く、米債務上限問題を巡る与野党対立が先鋭化することへの警戒感が上値を押さえる要因となった。
これを受けて東京株式市場でも積極的な買いが入りにくいタイミングにある。
日経平均は前日に300円近い上昇をみせたが、きょうは日本時間夜に発表される米CPIの結果を控え、ポジション調整の売りが重荷となりそうだ。
日経平均は前日に1年4カ月ぶりの高値をつけており、目先の利益を確定する売りも出やすくなっている。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、三越伊勢丹やダイキンが下落している。SUBARUやマツダも安い。一方、前日に決算を発表した三菱商は上昇している。丸井Gや横河電も高い。
