小幅続落スタート、円高・ドル安を嫌気

【寄り付き概況】

11日の日経平均株価は小幅続落して始まった。始値は前日比11円39銭安の2万9110円79銭。売り買い交錯もやや軟調なスタート。

前日の欧州株市場がほぼ全面安に近い状況だったほか、米国株市場でも景気敏感株中心に荒い値動きでNYダウは結局3日続落となった。
4月の米消費者物価指数(CPI)はインフレの鈍化傾向を示したものの事前の市場予測と一致しており、FRBによる利上げ打ち止めの確証がつかめない状況にある。また、債務上限問題に関する先行き不透明感も嫌気されている。
ナスダック総合株価指数は上昇したが、外国為替市場でドル安・円高が進んでいることで、東京株式市場ではハイテクセクターに重荷となりやすいだろう。

一方、米長期金利の低下から主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇しており、東エレクなどに買いが入り指数を支えている。

東証株価指数(TOPIX)は続落している。

個別では、トヨタが高い。アドテスト、富士フイルム、バンナムHD、KDDI、ヤマトHDなども買われている。
半面、ソフトバンクG、花王、協和キリン、住友鉱は安い。

 

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