値下がり優勢、中小型株から資金を移す動き

 
東証グロース市場は強弱入り混じる展開が続いている。マザーズ指数は下落スタート後、マイナス圏で軟調に推移。一方、グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、プラス圏でもみ合う展開となっている。
東証マザーズ指数の前引けは前日比2.28ポイント(0.30%)安い745.42だった。
前週末の米株式相場の軟調推移に加え、足元では大規模な株主還元策を発表した大型株やPBR(株価純資産倍率)1倍割れのバリュー銘柄に物色が向かいやすく、中小型株から資金を移す動きが優勢となっているとの声が聞かれた。
 
東証グロース市場ではフリーやウェルスナビが売られた。一方、ビジョナルや弁護士COMは買われた。
値上がり銘柄数188、値下がり銘柄数295と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ヤプリ、セキュア、ビープラッツ、リニューアブル・ジャパンがストップ高。イオレ、オープンワーク、KIYOラーニングは一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、BRUNO、アンビション DX ホールディングス、バルニバービ、LeTechなど13銘柄は年初来高値を更新。リプロセル、ディジタルメディアプロフェッショナル、サイバーセキュリティクラウド、インフォネット、INFORICHが買われた。
 
 一方、海帆、ヌーラボ、アイ・パートナーズフィナンシャル、アクシスコンサルティング、ココルポートなど6銘柄が一時ストップ安と急落した。ケアネット、アミタホールディングス、ウェッジホールディングス、アマナ、タスキなど50銘柄は年初来安値を更新。コラントッテ、ポート、ユナイトアンドグロウ、コアコンセプト・テクノロジー、カオナビが売られた。
 
 

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