東証グロース市場は、日本株の好地合いを背景に、押し目買いなどが入って相場を下支えした。東証マザーズ指数、グロースCoreは反発。東証マザーズ指数の終値は前週末比1.80ポイント(0.24%)高い749.50だった。前週末の米株の軟調推移が重荷で下げる場面もあったが、外国為替市場での円安・ドル高の進行を支えに日経平均株価が上昇して投資家心理が上向くなか、次第に国内新興市場でも買いが優勢となった。ただ日経平均に比べてマザーズ指数の上昇率は限られた。
市場では「中小型株から大規模な自社株買いなどの株主還元方針を示した大型株に資金をシフトする動きが影響していそうだ」との見方があった。東証グロース市場では弁護士COMやサイバーセキが上げた。一方、フリーやカオナビは下げた。値上がり銘柄数227、値下がり銘柄数279と、値下がりが優勢だった。
個別では、ヤプリ、セキュア、ビープラッツ、コンヴァノ、KIYOラーニングなど7銘柄がストップ高。イオレ、オープンワークは一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、BRUNO、アンビション DX ホールディングス、バルニバービ、LeTechなど18銘柄は年初来高値を更新。GENOVA、リプロセル、サイバーセキュリティクラウド、リニューアブル・ジャパン、インフォネットが買われた。
一方、海帆、アクリート、坪田ラボ、unerry、アライドアーキテクツなど6銘柄がストップ安。カオナビ、ヌーラボ、アイ・パートナーズフィナンシャル、アクシスコンサルティング、ココルポートなど6銘柄は一時ストップ安と急落した。ケアネット、アミタホールディングス、ウェッジホールディングス、アマナ、タスキなど57銘柄は年初来安値を更新。NexTone、いつも、コラントッテ、コアコンセプト・テクノロジー、ポートが売られた。
目次
