値下がり優勢、主力株への利益確定売り

 
東証グロース市場は戻り売り優勢の展開となって反落した。グロースCoreは堅調。東証マザーズ指数はさえない。東証マザーズ指数の終値は前日比3.04ポイント(0.41%)安い746.46だった。東証株価指数(TOPIX)が約33年ぶりの高値を付けるなど、東証プライム市場の主力株に幅広い投資家の資金が向かうなか、新興株を積極的に物色する動きは限られた。一部の主力株への利益確定売りなどが重荷となった。
 
東証グロース市場ではフリーやモンラボ、Arentが下落した。一方、好決算を発表したヘッドウォやマイクロアドのほか、決算を受けて悪材料出尽くしとの受け止めが広がったアイスペースが買われた。値上がり銘柄数203、値下がり銘柄数298と、値下がりが優勢だった。
 
市場関係者は「大型株の売買が膨らみ、より流動性が高い銘柄のポジションを取りに資金が向かっている」と指摘。「短期的には中小型株より大型株に目が向きやすい」とみていた。
 
個別では、クリアル、海帆、cotta、シェアリングテクノロジー、ヘッドウォータースなど11銘柄がストップ高。ランディックス、アンビション DX ホールディングス、バルニバービ、オークファン、データセクションなど31銘柄は年初来が高値を更新。網屋、セキュア、ビープラッツ、GENOVA、マイクロアド買われた。
 
一方、ハイブリッドテクノロジーズ、くふうカンパニー、アライドアーキテクツ、ログリー、ビズメイツがストップ安。セカンドサイトアナリティカは一時ストップ安と急落した。地域新聞社、博展、アマナ、タスキ、サンワカンパニーなど67銘柄は年初来安値を更新。インティメート・マージャー、ビートレンド、アジアクエスト、リビングプラットフォーム、サインドはが売られた。
 

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