東証グロース市場は米国株の上昇が投資家心理を下支えし、買いが優勢となった。
東証マザーズ指数の終値は前日比10.37ポイント(1.39%)高い757.85だった。前日の米株式市場で高いナスダック総合株価指数が上昇した流れを引き継いだ。
大型株の一角が朝から派手に値上がりし、「個人の買いの一部はこうした銘柄に向かった」とみられ、マザーズ指数は小幅安で始まった。ただ、下がった銘柄には押し目買いが入り、徐々に値上がり銘柄が増えた。
マザーズ指数は午後に上げ幅を拡大。きょうの高値で引けた。
東証グロース市場では、カバーやエニーカラーの上昇が目立った。フリーやビジョナルも上昇した。一方、アイスペースやジーエヌアイ、QDレーザは下落した。
値上がり銘柄数333、値下がり銘柄数168と、値上がりが優勢だった。
個別ではアクリート、CS-Cがストップ高。アマナ、ジィ・シィ企画は一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、クリアル、バルニバービ、モルフォ、データセクションなど17銘柄は年初来高値を更新。スマートドライブ、神戸天然物化学、リニューアブル・ジャパン、Birdman、サーキュレーションが買われた。
一方、ウェッジホールディングス、イルグルム、イメージ情報開発、ハイブリッドテクノロジーズ、Institution for a Global Societyなど23銘柄が年初来安値を更新。ALiNKインターネット、メディアシーク、トラース・オン・プロダクト、アララ、ディジタルメディアプロフェッショナルが売られた。
