軟調展開か

8日の東京株式市場は、軟調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、3万1500円-3万2000円を想定。(7日終値3万1913円74銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は91ドル高の33665ドルで取引を終えた。

きのう7日の日経平均株価は、買い一巡後、利益確定売りに押され、5日ぶりに大幅反落して取引を終えた。引き続き、海外投資家の買いが入ることも期待されるが、短期的な過熱感の解消も必要とみられ、強弱感が対立する場面も想定される。
高値圏で推移している銘柄には利益確定売りも出てきやすいだろう。場中の値動きも荒くなると思われ、あすのSQや来週のFOMCを前に、リスク回避ムードが強まるだろう。

為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(7日は139円43-45銭)、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の後半(同148円97銭-149円01銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄の支えとなりそう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比15円高の3万1885円だった。

【好材料銘柄】 

■アイル <3854> 
8-4月期(3Q累計)経常が70%増益で着地・2-4月期も41%増益。

■グローバルセキュリティエキスパート <4417> 
中期経営計画を策定。26年3月期に営業利益22億円(23年3月期実績は7.3億円)を目指す。

■巴工業 <6309> 
今期経常を一転5%増益に上方修正・最高益、配当も24円増額。

■シュッピン <3179> 
5月売上高は前年同月比16.6%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。

■セルシス <3663> 
イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」の累計出荷本数が3000万本を突破。

■ヘッドウォータース <4011> 
Microsoft365利用企業向けに「Azure OpenAI Service」をすぐに始められる「Power Platform」向けAIチャットボット導入サービスを開始。

■テイツー <7610> 
5月売上高は前年同月比44%増。

■東京楽天地 <8842> 
2-4月期(1Q)経常は43%増益で着地。

【主な経済指標・スケジュール】

8(木)
【国内】
1-3月期GDP確報値(8:50)
5月都心オフィス空室率(11:00)
5月景気ウォッチャー調査(14:00)
東京おもちゃショー(東京ビックサイト、~6/11)
《決算発表》
積水ハウス、アイモバイル、スバル興、Bガレージ

【海外】
予定はありません

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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