値上がり優勢、押し目買い

 
東証グロース市場は米国の雇用統計を通過したことで警戒感が後退し、押し目買いが優勢となった。東証マザーズ指数は反発。グロースCoreは続伸した。東証マザーズ指数の終値は前週末比8.79ポイント(1.20%)高い739.22だった。
7日発表の3月の米雇用統計を受けて米景気への過度な懸念が後退し、投資家心理が改善。国内の新興株市場に資金が流入した。マザーズ指数が7日まで4日続落していたため、買い戻しも入りやすかった。
東証グロース市場では、ソニーG傘下企業のネットワークサービスのパートナーになったと発表したヘッドウォが高い。かっこやサンウェルズも上昇した。一方、サイフューズや霞ヶ関Cが下げた。
市場関係者は「前週に新規上場銘柄に人気が集まった傍らで値を下げていた銘柄に見直し買いが入った」と指摘していた。イースター休暇で海外投資家の動きは鈍く、個人など短期投資家の売買が中心で、前場に値上がりしたものの値を消す銘柄も目立った。
値上がり銘柄数325、値下がり銘柄数172と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、フィット、かっこ、エクスモーション、サイエンスアーツ、ログリーがストップ高。サイフューズは一時ストップ高と値を飛ばした。ASJ、サンクゼール、ユニフォームネクスト、ネットイヤーグループ、オークファンなど18銘柄は年初来高値を更新。旅工房、リニューアブル・ジャパン、ラストワンマイル、note、AI CROSSが買われた。
 
一方、夢展望、サンワカンパニー、メディア工房、フーバーブレイン、ココナラなど23銘柄が年初来安値を更新。トランザクション・メディア・ネットワークス、Fusic、エーアイ、クリングルファーマ、AnyMind Groupが売られた。
 

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