値下がり優勢、米利上げへの警戒感が強まる

 
12日前引けの東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは小反落。
東証マザーズ指数の前引けは前日比2.50ポイント(0.34%)安い741.92だった。前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が下落し、国内の新興株式市場にも売りが波及した。
12日には3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。市場では「CPIが市場予想を上回れば利上げへの警戒感が強まるため、新興株には資金が向かいづらい」との見方があった。
東証グロース市場ではシリコンスタやボードルアが上昇した。一方、フュージックやグロームHDは下落した。
値上がり銘柄数210、値下がり銘柄数263と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したアイスペースは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値は公募・売り出し価格(公開価格)を182円(72%)上回る436円に上昇した。
 
個別では、シリコンスタジオがストップ高。Photosynthは一時ストップ高と値を飛ばした。ネットイヤーグループ、オークファン、ビーブレイクシステムズ、ヘッドウォータース、ラキールなど19銘柄は年初来高値を更新。ボードルア、アスタリスク、AppBank、ココルポート、pluszeroが買われた。
 
一方、ウェッジホールディングス、ビジョナル、ミンカブ・ジ・インフォノイド、テクノロジーズ、トランザクション・メディア・ネットワークスなど8銘柄が年初来安値を更新。Fusic、グローム・ホールディングス、かっこ、セルシード、サンクゼールが売られた。
 

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