反落スタート、米株安を受け

【寄り付き概況】

13日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比130円12銭安の2万7952円58銭。

前日の米国株市場ではNYダウが5日ぶりに反落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日続落と下値を模索する動きを続けており、これを受け東京株式市場でも足もと利益確定売り圧力が強まっている。
米国では前日朝方に発表された3月の米CPIを受けインフレ懸念は緩和されたものの、金融不安による経済への影響が警戒され始めており、投資家心理を冷やした。東京株式市場では前日まで日経平均が上値指向を続けていたが、きょうは売りに押される展開を余儀なくされそうだ。

円相場が円高・ドル安に傾いていることも重荷となっているとの指摘がある。取引開始前に政府が北朝鮮が発射したミサイルが北海道周辺に落下する可能性があるとして全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令。その後、同地域への落下の可能性はなくなったと発表した。

地政学リスクへの警戒から相対的な低リスク通貨とされる円が対ドルで買われ、1ドル=132円台後半まで上昇する場面があった。

東証株価指数(TOPIX)も反落。

個別では、東エレクの下げが目立つ。トヨタ、日産自も売られている。一方、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。郵船も買われている。
 

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