小幅続伸スタート、景気敏感株に買い先行

【寄り付き概況】

18日の日経平均株価は小幅続伸して始まった。始値は前日比52円76銭高の2万8567円54銭。

前日の米国株市場ではNYダウが100ドルあまりの上昇をみせたほか、主要株価指数が揃って反発した。4月のNY連銀製造業景況指数は市場コンセンサスを上回る強い数値だったことから米景気の先行きに対する警戒感が後退、景気敏感株を中心に買いが優勢となっている。

米長期金利の上昇を背景に外国為替市場ではドル高・円安の動きが進んでおり、米株高と合わせ東京株式市場ではこれも追い風材料として意識されやすいだろう。

一方、日経平均は前日まで7営業日続伸していることもあり買い疲れ感も否めず、足もと堅調ながら一進一退の展開が予想される。

日経平均は前日までに7日続伸し、1000円超上昇していたとあって高値警戒や利益確定の売りも出て相場の上値を抑えている。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が2023年の設備投資を減額すると伝わり、東エレクなど値がさの半導体関連株に売りが先行していることも重荷だ。

東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

個別では、りそなHDの上げが目立つ。千葉銀、コンコルディなど地銀株も高い。アサヒが買われている。一方、INPEX、住友鉱が安い。アドテストが売られている。

 

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