21日の東京株式市場では、方向感の出にくい展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8500円-2万8800円を想定。(20日終値2万8657円57銭)
米国株は下落。ダウ平均は110ドル安の33786ドルで取引を終えた。
米国ではテスラ安が自動車株全般に波及し、GMやフォードも大きく売られている。米国の経済指標が弱かったことも警戒を誘う材料にはなるため、米国株安を跳ね返してまで日本株を買うような動きは期待しづらいだろう
。
日米ともに決算発表の本格化を控えることや、週末要因もあり積極的な売買は限られそう。きのう20日は、好調な3月訪日外客数を受けインバウンド(訪日外国人観光客)関連として小売株が買われたが、引き続き、物色の矛先が向かうことも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(20日は134円60-62銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同147円51-55銭)と、やや円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比45円安の2万8605円だった。
【好材料銘柄】
■キャピタル・アセット・プランニング <3965>
上期経常を2.3倍上方修正。
■gooddaysホールディングス <4437>
前期配当を5円に修正。
■森下仁丹 <4524>
前期経常を一転82%増益に上方修正、配当も2.5円増額。
■ヘリオス <4593>
米ノースウェスタン大学がヘリオスの作製した次世代iPS細胞ユニバーサルドナーセルから分化させた聴神経前駆細胞が、遺伝子編集前の親株細胞から分化させた聴神経前駆細胞に比べて、蝸牛への移植後生着率向上を示す②とを確認。
■三ッ星 <5820>
東証が21日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ダイハツディーゼル <6023>
前期経常を14%上方修正、配当も13円増額。配当方針を変更し、配当性向30%をメドに下限を1株当たり15円とする。
■アイドマ・ホールディングス <7373>
大株主で代表取締役社長の三浦陽平氏が保有株の一部を売却。流通株式比率の上昇による流動性向上や投資家層の拡大が期待される。
■サンウェルズ <9229>
前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
21(金)
【国内】
3月全国消費者物価指数(8:30)
【海外】
米4月製造業PMI(22:45)
《米決算発表》
P&G
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
